- 2019-11-25
- 活動レポート
【活動レポ】 親子DEつながるアートプロジェクト第4弾 WENDO編
朝晩めっきり冷え込むようになりました。
駆け足で冬の足音が聞こえてくる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
おはようございます。
一ヶ月後はもう年末…という恐ろしい現実に怯えているGekidan Africaです。
さて、先日の11月13日(水)は、横浜から橋本明子さんをお招きして『親子で学べる護身(心)術』講座を開催致しました。小学4年生以上の女の子とお母さん(おばあちゃん)のペアで多数の参加がありました。内容の濃い2時間でハッとさせられること多かったのですが、特に印象に残ったのは次の2点。
「パーソナルスペースについて」
「他人との距離の取り方」
①適度な距離を保つだけでも立派な護身術ということ。
Who is your boss?
(あなたのカラダは誰のもの?)
I am!
(わたしのものーッ!)
②わたしのカラダはわたしだけのものということ。
忍耐が美徳とされる日本ですが、不必要な自己犠牲は自分が幸せになれないし、自分が幸せでないと周りも幸せに出来ないということ。自分を自分の中心に据えるということ。そんなことを再認識させられる時間となりました。
今回の護身術講座は、芸術事業とは無関係では?というご意見もありました。でも、私はそうは思いません。なぜなら、護身術も芸術も自己肯定感を高めるところからはじまるからです。私たちのパフォーマンスは、それが発展して現れたカタチ(=自己表現)です。護身術とは見え方に大きな違いがありますが根っこの部分は同じ、確かな自己肯定がそこにあります。
自己肯定感とは、「自分はありのままでいい」「自分は生きているだけで価値がある」というような、自らの価値や存在意義を肯定できる感情です。諸外国に比べ、日本のこどもたちの自己肯定感は低いです。真面目さや謙虚さという国民性が影響しているのかもしれませんが、国際比較で最低水準というのは看過できません。
「衣食住もままならないのに、芸術なんて、そんなのんきな事言ってられないよ。」
よく耳にする言葉ですが、本当にそうでしょうか?
衣食住が整っていても、自己肯定感が低ければ幸せを実感することはできません。でも逆に、それが高ければ、どんな状況でも、幸せを感じることができます。芸術は自己肯定感を育みます。だからこそ、今の時代に芸術の力が必要だと心から思うのです。
護身術は他者と距離を置くのが基本ですが、芸術は他者に心を寄せていくのが基本です。両者は相反するもののように見えますが、どちらも自分が中心にあり自分を積極的に肯定することからはじまります。
生きてるだけで価値がある!今日という一日はあなたのものです♪ 思いっきり楽しみましょう! Have a nice day!^^